NEWS お知らせ
はじめに。ー私が経験した能登半島地震ー
元日の能登半島地震から、やがて8ヶ月が経過をします。
2024年1月1日 16時10分。
多くの方が新年を寿ぐなかでの大地震。
能登半島沖を震源とする激しい揺れは、
家屋の倒壊や土砂崩れ、火災などを伴って、多くの方の命と暮らしを奪いました。
今も能登の現状を報じるニュースからは、復旧・復興の道のりの困難さが伝わります。
私自身も、石川県で生まれ育ちました。
自分たちの暮らす地域で、これだけの災害が起こった。生まれて初めての経験でした。
何度か被災地にも入りました。被害の大きさに、言葉を失うばかりでした。
それでも、被災した皆さんの悲しみ、苦しみ、やるせなさは、私の想像を超えているのだと思います。
災害の恐ろしさを、初めて、自分自身の経験として実感しています。
発災時、私は金沢にいました。新年の街頭活動で、いつもの交差点に。
2度の大きな揺れがあったそうですが、一度目の揺れには、私は気がつきませんでした。
二度目の揺れは、金沢市内では震度5強。大きく揺れる信号機。
経験したことない大きな揺れに、恐怖とともに、ただごとではないと、自宅に急ぎ戻りました。
テレビでは、能登半島沖を震源とする最大震度7の地震が発生したと伝えるニュース。
「津波が来ます。今すぐ海沿いから離れてください。」
大津波警報が発出され、警報音とともに、必死に避難を促すニュースキャスター。
大きな不安を感じつつ、ニュース速報で状況を少しでも把握することしかできませんでした。
今回の能登半島地震。
全体の総括や振り返りを行えるほど、復旧が進んだわけではないかもしれません。
課題は、現在進行形です。
私自身も、今そうしたことがしたいわけではありません。
一方で、自分自身が経験したことを、何らかの形で残しておくことには意味があるのではないか。
何らかの教訓として、自分の中に残しておくべきものがあるのではないか。
半年が経過したタイミングで、一度、自分なりの振り返りをしたいと思うようになりました。
今回、お盆の期間に合わせて、少しだけ、この数ヶ月間のことを思い返してみたいと思います。
数年後に振り返ったときにも、あの日のことを忘れてしまわないように。
お付き合いをいただけますと幸いです。