NEWS お知らせ
2024.05.12
「声を聞く」ということ。
水俣病の「マイクオフ問題」。
一見すると、「制限時間内に話し終わらなかった方が悪い」と感じた方もおられるかもしれません。
でも、一度立ち止まって、被害の現実に思いを馳せると、やはり環境省の対応は適切ではなかったと強く感じます。
十分な救済を受けられず、苦しみ続けてきた方々がいます。
国として、その方々の声を聞く場で、「マイクを切る」ということがどんなことを意味するのか。
そもそも、「3分」という時間設定で、本当に被害者に向き合うことができるのか。
「形式的にこなしておけば良い」という、潜在的な意識がどこかになかったか。
水俣問題に関する重大性の認識。
すなわち、国民一人ひとりの「命の重み」に対する認識が甘かったということだと、改めて思います。
私たち自身も、計画や効率を優先して、機械的に動いてしまうことはままあります。
今回の問題は、そうした自戒も込めて、反省をすべき事柄です。
だからこそ、国の姿勢が問われます。
「痛いよ痛いよ」苦しさ訴えた亡き妻 大臣に伝える場で切れたマイク:朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASS583SMMS58TIPE00JM.html?ptoken=01HXJQTR9HCVP09Q7XAKC0MG5H